AIで株式投資を始める証券口座の作り方|楽天証券を実際に使って解説
「AIを使って株式投資を始めてみたい」
そう思ったら、まず必要になるのが証券口座です。
株を売買するには、証券会社に口座を開設する必要があります。
このサイトでは、実際の株式投資に楽天証券を使っています。
この記事では、楽天証券の口座をこれから開設する人に向けて、
- 口座開設に何が必要なのか
- 本人確認はどの方法を選べばいいのか
- 申し込みはどのように進むのか
- 口座開設後に何をすればいいのか
- 楽天銀行も一緒に開設したほうがいいのか
を順番に解説します。
この記事の目的は、株の選び方やAIの使い方を詳しく説明することではありません。
「楽天証券の口座を開設して、株式投資を始められる状態にする」
ここまでを迷わず進められるようにすることです。
楽天証券の口座開設はこの流れ
楽天証券では、口座開設から取引開始までを大きく4つのステップで案内しています。
- 口座開設を申し込む
- 本人確認書類を提出する
- 口座開設完了の通知を受け取る
- 初期設定をする
その後、投資資金を入金すれば取引を始められます。
この記事では、この流れを一つずつ確認していきます。
口座開設前に準備するもの
まず、本人確認に使う書類を準備します。
楽天証券では、本人確認方法によって利用できる書類が異なります。
主な本人確認書類として、
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
などが案内されています。
ただし、すべての本人確認方法でこれらを自由に利用できるわけではありません。
自分が利用できる本人確認方法と、その方法で使える書類を確認してから申し込むとスムーズです。
本人確認方法はどれを選ぶ?
楽天証券では、現在3種類の本人確認方法が用意されています。
| スマホ撮影で本人確認 | マイナンバーカード・運転免許証 | 最短翌営業日 | スマホで手続き。顔写真などの撮影が必要 |
| アプリでマイナンバーカードを読み取り | マイナンバーカード | 最短翌営業日 | 顔写真の撮影が不要。iGrowの事前インストールが必要 |
| 書類アップロード | マイナンバーカード・運転免許証・住民票など | 約5営業日 | スマホまたはPCで手続き可能 |
「スマホ撮影で本人確認」と「アプリでマイナンバーカードを読み取る方法」は、どちらも最短翌営業日でログインIDがメールで届く方法です。
一方、書類アップロードの場合は、ログインIDが郵送されるため、開設まで時間がかかります。
マイナンバーカードがある場合
マイナンバーカードを利用すると、本人確認後の手続きが一部簡略化されます。
スマホ撮影で本人確認する場合、マイナンバーカードを使えば初期設定時のマイナンバー登録は不要です。
運転免許証を使った場合は、初期設定時にマイナンバー登録が必要です。
また、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る方法では、顔写真の撮影が不要です。
この方法では、署名用電子証明書の暗証番号を入力してマイナンバーカードを読み取ります。
楽天証券の口座開設手順
ここから実際の申し込みです。
STEP1|メールアドレスを登録する
楽天証券の口座開設ページから申し込みを開始します。
現在の申し込み画面では、
- メールアドレス登録
- 本人確認
- お客様情報入力
の順番で進みます。
申し込み自体は最短5分からと案内されています。
楽天会員の場合は、楽天会員として申し込むこともできます。
この場合、楽天会員に登録しているメールアドレスが楽天証券の登録メールアドレスになります。
普段使っているメールアドレスかどうか、確認してから進めましょう。
STEP2|本人確認をする
次に本人確認を行います。
スマホ撮影を利用する場合は、本人確認書類を撮影したあと、顔写真の撮影を行います。
ここでは、
- 書類がぼやけていない
- 反射で文字が見えなくなっていない
- 有効期限が切れていない
- 氏名や住所などが最新の情報になっている
ことを確認してください。
本人確認書類に記載されている情報と、申し込み時に入力する情報が一致していることも重要です。
STEP3|お客様情報を入力する
本人確認が終わったら、お客様情報を入力します。
画面の案内に従って、
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- その他必要な情報
を入力します。
本人確認方法によっては、マイナンバーカードの読み取りによって氏名・住所・生年月日などが自動入力される場合もあります。
入力内容に間違いがないか確認して進みましょう。
STEP4|ログインパスワードを設定する
本人確認からお客様情報の入力までの途中で、ログインパスワードを設定します。
このパスワードは、口座開設後に楽天証券へログインするときに使用します。
忘れないように、安全な方法で管理しておきましょう。
なお、書類アップロードで本人確認する場合は、ログインID・パスワードの受け取り方法が異なります。
STEP5|申し込み内容を確認して完了する
最後に入力内容を確認します。
特に、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- メールアドレス
- 本人確認書類との情報の一致
を確認しておきましょう。
問題がなければ申し込みを完了します。
口座開設完了の通知を受け取る
申し込み後、楽天証券で審査が行われます。
審査が完了すると、ログインIDが届きます。
本人確認方法によって受け取り方が異なります。
スマホで本人確認した場合
最短翌営業日にメールでログインIDが届きます。
書類アップロードの場合
約5営業日後に郵送でログインID・パスワードが届きます。
申し込み内容に不備がある場合は、通常より時間がかかる場合があります。
また、ログインIDは変更できません。
口座開設後も使うものなので、大切に管理してください。
初期設定をする
ログインIDを受け取ったら、楽天証券へログインして初期設定を行います。
初期設定では、
- ログインパスワードの変更など
- 取引暗証番号の登録
- アンケートへの回答
- 勤務先の登録
- 国籍の登録
- マイナンバー登録
などを行います。
初期設定は通常5分程度で完了すると案内されています。
初期設定はiSPEED・iGrowからできる?
iSPEED・iGrowとは、株のやり取りをスマホでするための楽天証券専用アプリですが、
iSPEEDでは初期設定はできません。
初期設定はWebまたはスマホサイトから行います
ブラウザから楽天証券へログインして初期設定を完了させましょう。
NISA口座も同時に申し込める?
楽天証券では、総合口座とNISA口座をまとめて申し込むことができます。
NISAは少額投資非課税制度のことで、NISA口座で購入した金融商品の売却益や配当・分配金などが、一定の範囲で非課税になる制度です。通常の課税口座では、株式などの売却益や配当金に税金がかかりますが、NISAではその税負担を抑えられることが大きなメリットです。
ただし、NISAにはメリットだけでなく注意点もあります。
NISAのメリット
一番大きなメリットは、投資によって得られた利益に税金がかからないことです。
例えば、NISA口座で購入した金融商品を売却して利益が出た場合、その利益は通常の課税口座とは異なり非課税になります。配当金などについても、NISAの対象となる一定の条件を満たせば非課税です。
現在のNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠があり、年間投資枠は合計360万円、非課税保有限度額は1,800万円です。非課税保有期間も無期限となっています。
そのため、長期的な資産形成を考える場合には、税制上のメリットがある制度といえます。
NISAのデメリット・注意点
一方で、NISAは「利益が非課税になるから、どんな投資にも向いている」という制度ではありません。
特に知っておきたいのが、NISA口座で発生した損失は、他の課税口座で発生した利益や配当などと損益通算できないことです。
また、損失を翌年以降に繰り越して控除することもできません。
つまり、
利益が出れば税金がかからない一方、損失が出た場合に課税口座と同じような損失処理ができない
という特徴があります。
このサイトではNISAでの運用を勧めていません
ここは、このサイトの考え方として明確にしておきます。
NISAには税制上のメリットがあります。
ただし、このサイトで検証している短期の株式運用を、NISAで行うことを勧めているわけではありません。
このサイトでは、初心者が資産形成を考える場合、NISAのつみたて投資枠などを利用した長期・積立型の運用を一つの選択肢として考えるほうが、短期売買とは目的が異なり、比較的取り組みやすいと考えています。
今回のサイトで行っているAIを使った株式運用は、あくまで、
「AIを株式投資の一連の工程にどこまで活用できるのか」
を検証するためのものです。
したがって、
「AIを使った短期売買をするならNISAを使おう」
という意味でNISAを紹介しているわけではありません。
NISAについては、
「利益に対する税制優遇がある制度」
ということを知っておけば、口座開設時には十分です。
なお、NISA口座は1人1口座までで、つみたて投資枠と成長投資枠も別々の金融機関で利用することはできません。
すでに別の金融機関でNISA口座を利用している場合は、楽天証券で新たにNISA口座を作る前に、金融機関変更の手続きについて確認してください。
楽天銀行も一緒に開設する場合
楽天証券と楽天銀行は別の口座です。
楽天証券
→ 株などの金融商品を売買するための証券口座です。
楽天銀行
→ お金を預けたり、入出金したりする一般的な銀行口座のことです。
株式投資を始めるために、楽天銀行の口座が必須というわけではありません。
ただし、楽天銀行を利用すると楽天証券との資金移動を便利にできます。
楽天銀行を持っていない場合
楽天証券と楽天銀行の両方を持っていない場合は、両方の口座を開設する導線が用意されています。
楽天銀行も利用したい場合は、楽天証券の口座開設時に表示される案内を確認して申し込みを進めれば大丈夫です。
マネーブリッジとは?
楽天銀行と楽天証券の両方を開設すると、マネーブリッジを利用できます。
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券を連携するサービスです。
さらに**自動入出金(スイープ)**を利用すると、対象となる取引では楽天銀行と楽天証券の間の資金移動を自動化できます。
楽天証券では、原則として対象となる買付時に自分で入金手続きをする必要がないと案内しています。
ただし、一部の商品は対象外です。
そのため、
「楽天銀行と連携すれば、すべての取引で自動的に入金される」
という意味ではありません。
口座開設が終わったら何をする?
ここまで終われば、楽天証券で株式投資を始めるための口座準備は完了です。
ただし、口座を作ったからといって、すぐに株を買う必要はありません。
このサイトでは、次に、
生活費・生活防衛資金を確保する
↓
株式投資に使う余剰資金を決める
↓
証券口座へ入金する
↓
AIとトレードルールを作る
↓
AIと一緒に株を探す
という順番で進めます。
口座開設は、あくまで株式投資を始めるための最初の準備です。
口座開設後に確認しておきたいセキュリティ設定
口座を開設したら、株を買う前にセキュリティ関係の設定も確認しておきましょう。
証券口座には実際のお金が入るため、株を買えるようにするだけでなく、「第三者にログインされたり、不正な注文を出されたりしにくい状態」にしておくことが重要です。
楽天証券では、現在、ログイン追加認証やパスキー認証などのセキュリティ機能が用意されています。
初心者の場合は、難しく考えず、次の順番で確認すると分かりやすいでしょう。
STEP1|登録メールアドレスと電話番号を確認する
まず確認するのは、楽天証券に登録しているメールアドレスと電話番号が、現在も使えるものかどうかです。
やること
楽天証券にログインして、自分の登録情報を確認します。
特に、
- 現在使っているメールアドレスになっているか
- 現在使っている携帯電話番号になっているか
- メールを正常に受信できるか
を確認してください。
なぜ必要?
楽天証券では、ログイン追加認証や不審なアクセスがあった場合の本人確認などに、登録されたメールアドレスや電話番号が使われます。
古いメールアドレスや電話番号のままだと、必要な認証を受けられなくなる可能性があります。
口座開設直後に、まず連絡先が現在使えるものになっているか確認する。
これを最初にやっておきましょう。
STEP2|ログイン追加認証を設定する
楽天証券では、2025年6月1日以降、ログイン追加認証(多要素認証)が全チャネルで必須になっています。
そのため、口座開設後の初回ログイン時などに設定画面が表示されたら、そのまま設定を完了させます。
やること
基本的な流れは、
- 楽天証券へログイン
- 登録メールアドレスを確認
- メールで届いた認証情報を確認
- ログイン画面で指定された認証情報を選択
- 認証を完了
です。
なぜ必要?
ログインIDとパスワードだけではなく、登録メールアドレスを使った追加認証を組み合わせることで、不正ログインへの対策になります。
しかも現在は、この追加認証を利用しないとログインできない仕組みになっています。
つまり、これは「余裕があれば設定するもの」ではありません。
口座を使い始めるために必要な設定として、画面の案内に従って設定を完了させましょう。
STEP3|パスキー認証を利用するか確認する
楽天証券では、ログイン追加認証とは別に**パスキー認証(FIDO2)**も利用できます。
パスキー認証では、スマートフォンやパソコンに設定している、
- 顔認証
- 指紋認証
- 端末のPIN
- パターン認証
などを利用してログインできます。
やること
スマートフォンなど、普段楽天証券を利用する端末でパスキーを設定できる場合は、楽天証券のセキュリティ設定画面から設定します。
設定後は、対応している端末でパスキーを使ってログインできるようになります。
なぜ必要?
パスワードを入力する代わりに、普段使っている端末の生体認証などを利用できるため、ログイン方法をより安全にできます。
なお、パスキーを利用するとログイン時の絵文字による追加認証は不要と楽天証券が案内しています。
ただし、パスキーを設定すること自体が必須というわけではありません。
スマートフォンを持っていないなど、パスキーを利用できない場合は、ログイン追加認証を利用します。
初心者の場合は、
まずログイン追加認証を設定する → 必要ならパスキーも設定する
という順番で考えると分かりやすいでしょう。
STEP4|ログイン通知を確認する
次に、ログイン通知が届く状態になっているか確認します。
楽天証券では、口座へのログインがあった場合にメールで通知する「ログイン通知メール」があり、現在は標準設定となっています。
やること
一度ログインしてみて、楽天証券からログイン通知が届くことを確認しておきます。
なぜ必要?
自分がログインしていない時間に通知が届いた場合、
「自分以外の誰かがログインしたのでは?」
と気付くきっかけになります。
設定そのものは必要ありませんが、実際にメールが届くことを一度確認しておくと安心です。
STEP5|注文通知を設定する
ここは初心者が特に確認しておきたい設定です。
楽天証券では、注文の受付・訂正・取消時にメールで知らせる注文通知を設定できます。現在、この機能は商品ごとに設定できます。
やること
楽天証券の注文通知設定を開き、
自分が取引する商品について、注文通知を受け取る設定になっているか確認する
ようにします。
なぜ必要?
例えば、自分が注文した覚えのない注文が入っていた場合、通知によって早く気付けます。
株式投資を始めたばかりなら、
「注文を出したら、その注文がどうなったのかメールでも確認できるようにしておく」
と考えると分かりやすいでしょう。
STEP6|ログイン履歴を確認する
最後に、ログイン履歴も一度確認してみましょう。
楽天証券では、PCウェブ・スマホウェブから過去3か月分のログイン履歴を確認できます。
やること
楽天証券へログインしたあと、
ログイン履歴を開く
↓
自分がログインした日時と一致しているか確認する
というだけです。
なぜ必要?
ログイン履歴を見る習慣をつけておけば、
「自分がログインしていない時間にログインされていないか」
を確認できます。
毎日確認する必要はありません。
まず口座開設直後に一度確認して、自分がどこで確認できるのかを覚えておくくらいで十分です。
口座開設後のセキュリティ設定まとめ
初心者が最初に確認することをまとめると、次のようになります。
| 確認すること | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 登録メール・電話番号 | 現在使えるものか確認 | 認証を受けられるようにする |
| ログイン追加認証 | 初回ログイン時などに設定 | 不正ログイン対策 |
| パスキー | 利用する場合は設定 | 生体認証などでログインできる |
| ログイン通知 | メールが届くことを確認 | 不審なログインに気付きやすくする |
| 注文通知 | 取引する商品について設定 | 身に覚えのない注文などに気付きやすくする |
| ログイン履歴 | 一度確認する | 不審なログインがないか確認する |
ここまで確認できれば、**「口座を開設しただけ」の状態から、「安全面も確認して実際に使い始められる状態」**に一歩進めます。
特に最初は、すべてを完璧に理解する必要はありません。
まずは、
①登録情報を確認する
↓
②ログイン追加認証を設定する
↓
③必要ならパスキーを設定する
↓
④ログイン通知・注文通知を確認する
↓
⑤ログイン履歴を一度確認する
この順番で進めれば大丈夫です。
よくある質問
楽天証券の口座開設にお金はかかる?
楽天証券では、口座開設料・口座管理料・維持料は無料と案内されています。
ただし、実際に株式などを取引する場合には、商品や取引方法に応じた条件があります。
口座を作ることと、取引にかかる費用は分けて考えましょう。
楽天銀行の口座は必要?
必須ではありません。
楽天証券だけでも証券口座を開設できます。
楽天銀行を利用すると、マネーブリッジや自動入出金(スイープ)によって資金移動を便利にできます。
口座開設にはどれくらい時間がかかる?
本人確認方法によって異なります。
スマホで本人確認する場合は、最短翌営業日にメールでログインIDが届く方法があります。
書類アップロードの場合は、約5営業日後に郵送でログインIDが届きます。
申し込み内容に不備がある場合は、さらに時間がかかることがあります。
スマホだけで口座開設できる?
スマートフォンを使った本人確認方法が用意されています。
一方、書類アップロードによる本人確認ではPCも利用できます。
口座を開設したらすぐ入金する?
すぐに入金する必要はありません。
このサイトでは、まず生活費や生活防衛資金を確保し、そのうえで株式投資に使う余剰資金を決める考え方を採用しています。
投資に使う金額を決めてから入金します。
まとめ|まずは証券口座を作る
楽天証券の口座開設は、
①申し込み
↓
②本人確認
↓
③口座開設完了
↓
④初期設定
という流れで進みます。
本人確認方法によって、必要なものや口座開設までの期間が変わるので、自分に合った方法を選びましょう。
楽天銀行を利用する場合は、楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携し、自動入出金(スイープ)を利用することで、対象取引の資金移動を自動化できます。
ここまでできれば、株式投資を始めるための証券口座の準備は完了です。
次は、株式投資に使うお金を決め、実際に証券口座へ入金していきます。
